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購入ガイド・選び方

スマートグラスの度付きレンズ対応完全ガイド 2026 年版 — 機種別の選択肢と費用

視力の悪い読者がスマートグラスを買えるのかという疑問に、Ray-Ban Meta / Even Realities G1 / XREAL One / Viture Pro / Rokid Max など主要機種の度付きレンズ対応状況、費用、購入経路を一次情報から整理します。

スマグラ Journal 編集部/ 編集部24 分で読める

「スマートグラスは欲しいけれど、視力が悪いから自分は対象外なのでは」と感じる読者は少なくありません。眼鏡を日常的にかける人にとって、新しいデバイスがそのまま処方度数に対応してくれるのか、別途レンズを発注する必要があるのか、いくらかかるのかは購入判断の中心にある問いです。本記事では 2026 年 4 月時点で日本市場・グローバル市場で入手可能な主要スマートグラスを対象に、度付きレンズへの対応パターン、機種別の選択肢、費用感、注意点をメーカー公式情報と Authorized Retailer の案内から整理します。なお記事中の視力範囲・価格は購入時点で再確認することを強くおすすめします。

概要

度付きレンズ対応の全体像は次のとおりです。詳細は各セクションで展開します。

度付き対応の 4 つのパターン

スマートグラスの度付き対応はメーカーや機種で実装が分かれており、まずは構造的な違いを把握することで自分に合う選び方を絞り込みやすくなります。

(a) 純正度付きレンズ

メーカーまたは Authorized Retailer が、本体フレームに直接組み込む処方度数レンズを販売する方式です。Ray-Ban Meta や Even Realities G1 が代表例で、見た目は通常の眼鏡とほぼ同等になり、レンズ交換時の互換性も担保されやすい点が特徴です。一方で対応する視力範囲がメーカー仕様で決まっており、強度近視や強度乱視では受注を断られる場合があります。Ray-Ban Meta のレンズオプションは Authorized Retailer の店頭または対応する Ray-Ban 公式オンラインで処方箋を提示して発注する流れが基本です(Ray-Ban Meta AI glasses | Ray-Ban USA、2026-04-25 参照)。

(b) 専用インサート

本体ディスプレイの内側に、専用設計の処方度数レンズフレームを取り付ける方式です。XREAL One / Air 2 Pro、VITURE Pro、Rokid Max / AR Studio など映像視聴系(バーチャルディスプレイ系)の AR グラスで多く採用されています。本体を買い換えてもインサートを使い回せる場合があり、家族で本体を共有しつつインサートだけ個別に持つ運用も可能です。レンズ自体は本体と分離しているため、見た目はやや厚みが出る傾向があります。

(c) サードパーティ製インサート

メーカー純正ではなく、専門のレンズ会社が各機種向けに作るインサートです。Lensology、Pro Optix、Honsglasses、Reloptix など海外専門店が XREAL や VITURE 向けに対応レンズを提供していると複数メディアが報じています。純正より価格を抑えられたり、累進・特殊コーティングなど純正にない選択肢を選べる場合があります。一方で本体メーカーの保証外となり、装着感やフィット精度はサードパーティ側の品質管理に依存するため、購入前にレビューや返品ポリシーを確認することをおすすめします。

(d) コンタクト + 通常レンズ

スマートグラス側を通常レンズ(度なし)のままで使い、視力補正はコンタクトレンズで行う方式です。映像視聴系・オーディオ系のいずれにも適用でき、機種を選ばないという最大の利点があります。普段からコンタクトを使用している読者にとっては最も柔軟な選択肢ですが、長時間装用時のドライアイや、強い屋外光下での着用ストレスといった既存のコンタクト固有の課題はそのまま引き継がれます。

機種別の度付き対応状況

ここでは 2026 年 4 月時点の主要機種ごとに、度付き対応の方式・対応範囲・価格目安を整理します。価格・視力範囲は変動するため、購入時点で各メーカー / 取扱店の最新情報を確認してください。

Ray-Ban Meta — 純正度付き対応(Authorized Retailer 経由)

Ray-Ban Meta は Ray-Ban ブランドのフレームを採用するため、通常の Ray-Ban 同様に処方度数レンズへの交換が前提となっています。米国 Ray-Ban 公式では Wayfarer / Headliner / Skyler 各シェイプで処方箋発注が可能と案内されており、シングルビジョンは 0 円から、累進(プログレッシブ)は追加料金で発注できる仕組みです(Ray-Ban Meta AI glasses | Ray-Ban USA、2026-04-25 参照)。日本では 2026 年 4 月時点で Ray-Ban Japan の正式販売アナウンスが「数カ月以内」と報じられており、発売開始後は国内正規取扱店で同様のオプションが提供される見込みと複数メディアが報じています(Ray-Ban Meta 新モデルの日本発売価格は 82,500 円 | MoguLive, 2026-04、2026-04-25 参照)。Gen 2 の Blayzer / Scriber Optics モデルでは「ほぼすべての処方箋に対応」とされていますが、最終的な対応可否は店頭での実測時に判断されるため、強度近視や強い乱視を抱える読者は事前に Authorized Retailer に問い合わせをおすすめします。

Even Realities G1 — 純正度付き対応(公式が眼鏡屋として機能)

Even Realities G1 はカメラ・スピーカーを搭載せず、Micro-LED の HUD と度付きレンズを前提としたフォームファクタを採用している点が特徴です。公式オンラインで本体購入時に処方度数を入力すると、純正度付きレンズが組み込まれた状態で配送される運用が案内されています(Even Realities G1 公式、2026-04-25 参照)。視力範囲は球面 -8.00 〜 +6.00 D、円柱 -4.00 〜 0 D 程度までを目安に対応すると公式 FAQ で示されており、累進やブルーライトカットといった追加オプションも選択できる仕組みです。レンズ込みの価格は米国公式で約 750 ドル前後(本体 599 ドル + 度付きオプション、2026-04-25 参照)。日本国内の輸入価格は流通や代理店マージン、関税で変動するため、購入前に最新価格を公式サイトで確認することをおすすめします。

XREAL One / Air 2 Pro — インサート方式(純正・サードパーティ両対応)

XREAL One と Air 2 Pro は本体内側に磁着するタイプの専用インサートを採用し、純正・サードパーティの双方からレンズを入手できます。XREAL 純正のインサートは XREAL 公式オンラインまたは正規代理店経由で発注可能で、処方箋情報を入力するか実店舗で受け取る形が一般的とされます。価格目安は純正インサートで約 1〜2 万円台、サードパーティ製は同等またはやや安価から、累進や特殊コーティングを選ぶと数万円となるケースもあると複数メディアが解説しています(Xreal One AR glasses review | Tom's Guide、2026-04-25 参照)。視力範囲は純正で球面 -6.00 〜 +3.00 D 程度がおおよその目安と案内されることが多く、それを超える度数や強度乱視はサードパーティの個別対応が必要になる場合があります。

VITURE Pro — マグネット式インサート + 内蔵視度調整

VITURE Pro はマグネット式の専用インサートに加え、本体側に視度調整ダイヤル(-5.0 D 〜 0 D 程度の連続可変、機種・世代によって範囲は異なります)を備える点が特徴です(VITURE 公式サイト、2026-04-25 参照)。軽度から中等度の近視であれば内蔵ダイヤルだけで補正できる可能性があり、インサートを購入せずに済むケースもあります。一方、乱視や遠視には本体ダイヤルでは対応できないため、これらの読者は純正もしくはサードパーティのインサートが必要になります。インサートの価格は純正で約 1 万〜2 万円台が目安と複数の取扱店が案内しています。

Rokid Max / AR Studio — インサート対応

Rokid Max および後継機種にあたる Rokid AR Studio もインサート方式で度付きに対応します。日本では Rokid Japan 公式オンラインまたは代理店経由でインサートフレームを購入し、提携眼鏡店または個別の眼鏡店でレンズを入れる運用が案内されることが多いとされます(Rokid Max | Rokid Japan、2026-04-25 参照)。インサートフレーム自体は数千円から、レンズ加工費を含めた総額は度数や追加コーティングで数千〜数万円の幅があります。視力範囲はインサートフレーム + 一般的な眼鏡レンズとしての加工範囲に依存するため、強度近視・乱視も比較的柔軟に対応しやすいパターンですが、最終的な可否は依頼する眼鏡店の判断によります。

度付きレンズで気をつける 5 つのこと

度付き対応の有無に加えて、購入後の使用感を左右する 5 つの観点を編集部として整理します。

医学的な判断(強度近視に対する具体的な処方や、累進・コンタクトの選択)は本記事の対象外です。視力に不安のある読者は購入判断と並行して眼科医への相談をお願いします。

日本での購入経路

日本国内で度付きスマートグラスを入手する経路は、現状おおむね 3 系統に分けられます。

国内正規ルートと個人輸入の中間的な選択肢として、並行輸入を扱う家電量販店やオンラインショップで本体だけを購入し、度付き対応は Lensology や Pro Optix などのサードパーティに委ねる運用も実在します。費用を抑えやすい一方、複数事業者をまたぐためトラブル時の責任分界点が分かりにくくなる点には注意が必要です。

コンタクトユーザーの最適解

コンタクトレンズを日常使用している読者にとって、スマートグラス選びは度付き対応の有無に縛られにくいという大きな利点があります。コンタクトで視力補正したうえで、スマートグラス側は度なしの通常レンズで運用すれば、機種選択の自由度はほぼ視力良好な読者と同等になります。

ただしいくつか注意点があります。

総じて、視力補正にすでにコンタクトを採用している読者は、度付きインサートを発注せずに済むコンタクト + 通常レンズの組み合わせが最も低コストかつ柔軟な選択肢になりやすいと考えられます。一方、コンタクトを長時間使うことに抵抗のある読者や、コンタクト未経験の読者にとっては、純正度付きやインサートのほうが結果的に快適なことも多く、ライフスタイルとあわせて選ぶことをおすすめします。

まとめ

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参考文献

執筆

スマグラ Journal 編集部

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スマートグラスに特化した情報を、読者の意思決定に役立つ形で整理してお届けする編集チーム。合同会社バリイドが運営。

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